刮目呂蒙のブログ

都内在住の30代男です。時事問題や生活改善情報から、自分の周りのことまで。たまに持病(潰瘍性大腸炎)のことも。

郵便局ホームページの国際郵便に関するお知らせはものすごい更新頻度だ

今回は、コロナ禍で国際郵便が受けた影響を少しばかり紹介する。

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EMSは米国に送れなくなった

知る人ぞ知る世界だが、国際的な郵便や荷物の送付の方法はいろいろある。

その中で、正規の郵送方法の一つであり、最優先・スピーディーが売りなのが「EMS」(国際スピード郵便)だ。

世界120以上の国や地域に、30kgまでの書類や荷物を送ることができるという。最優先に扱われるので、国際書留郵便などの他の郵便メニューに比べて到達が速い。

ただし、それもコロナ禍以前の話である。

世界的なコロナ禍での航空機の減便・運休に伴い、米国宛の国際郵便物は、2020年前半から大幅な遅延が生じていた。

そして2020年4月24日以降、EMSが米国に送れなくなったのはこの界隈では有名な話だ。

国際郵便のお知らせの頻繁な更新

しかし、もちろんそれだけではなかった。コロナ禍では米国以外の国や地域にも、EMS含めさまざまな国際郵便の遅延や引受停止が生じるとともに、こまめな引受再開も行われていたのだ。

その経過が分かるのが、郵便局ホームページの国際郵便の「お知らせ」ページだ。

2020年の欄をご覧いただくと、実に頻繁なお知らせの更新がされたことが分かるだろう。コロナ禍における郵便局の努力の爪痕といっていいかもしれない。

www.post.japanpost.jp

コロナ禍の現状では、自分が国際郵便を送るとき、郵便局の制度として何が使えるかは、送るタイミング次第で大きく変わってくるということだ。このお知らせページを使いながら、十分に調べるといいだろう。EMSは関税の支払方法が受取人一択になるところ、差出人側で負担したい場合はUGXを使うことになろうし、小型郵便物をEMSよりも安く送りたいなら国際eパケットなども選択肢になる。それらの運用状況はどうか、なども利用前に調べておこう。

正規の郵送という方法の縛りがないなら、FedExフェデックス・国際宅配便)などの代替手段もある。貨物の追跡サービスも使えるので便利だ。

まとめ

コロナ禍で、日本でも電子契約などのサービスが進んでおり、必ずしも物理的な代表者の押印という手続が必要なくなっているようだ。

www.cloudsign.jp

だが、そのようなICT時代の昨今でも、どうしても書類の原本を送らなければならないというニーズはまだある。

そんなとき頼りになる事業者の一つが郵便局であり、社会的に重要なインフラだ。

幸い、上記のように情報更新の頻度も頻繁であり、郵便局もその使命に応えようとする姿勢がうかがえる。ぜひ活用しよう。