刮目呂蒙のブログ

都内在住の30代男です。時事問題や生活改善情報から、自分の周りのことまで。たまに持病(潰瘍性大腸炎)のことも。

緊急事態宣言解除後の見通しとか

こんにちは呂蒙です。

一都三県の緊急事態宣言が21日で解除される方向に。

理由は医療提供体制の回復とのことで、もともと日本はこれがずっとボトルネックですから、論理的ではあります。

ただ、東京の感染者数は、宣言中にもかかわらず、昨日、1か月ぶりに400人を上回ったとのこと。

また、宮城県は、Gotoイートキャンペーンをやっていたところ、1月並みの感染者数に増加してしまったようで、急遽新規の販売を中止にしたとか。

宣言が解除されると、たとえ蔓延防止等重点措置(一部では「マンボウ」と呼ばれているとか)で同じような自粛要請や時短要請をしても、タガが外れたように飲食店の利用が増えそうではあります。そして増加ペースに戻るかも。なにしろ、変異株はイギリスも南アフリカも感染力が高そうということですしね(フランスではもう新規感染の大半が変異株だとか)。

政府は、いま拡大がみられる変異株(たぶんイギリス→南アフリカの順に拡大中でしょう)の注視をするため、従来5~10%程度だった遺伝子検索の割合を40%くらいまで高めたいとか。とはいえ、もはや少なくともイギリス型は、変異種の淘汰の過程(95%くらいは淘汰されるとも)をかいくぐって蔓延方向に向いているのでしょう。

宣言解除後は、当面、主にイギリス型のことを指すであろう変異株の拡大を恐れながら、何か政府が新しく言うまではみんな傍観していくようなことになりそうです。

そして、従来のワクチンが効きそうなイギリス型はともかく、南アフリカ型が蔓延すると、これは明確にアストラゼネカ製ワクチンは効かないらしいですし、J&J社などのワクチンも、効きが弱いことが分かっているようです。効きが弱くても一定以上の抗体ができれば同じ効果になるという話もありますが、その一定以上を超えているかどうかはまだ不明。

長期的に見れば、南アフリカ型やそれに似たブラジル・フィリピン型などが蔓延しだすと、ワクチンへの期待も弱まって、先行きがまた暗くなるかもしれません。

RNAワクチンは、容易に作り変えられるのが特徴ともいいますので、うまく変異型の発症率も9割抑えられるようなワクチンを作ってほしいところですね。

ニュース報道には、是非、特徴の全然違うイギリス型なのかそれ以外なのかの区別をした報道をお願いしたいですね。