刮目呂蒙のブログ

都内在住の30代男です。時事問題や生活改善情報から、自分の周りのことまで。たまに持病(潰瘍性大腸炎)のことも。

今後の大河ドラマについてとか

こんにちは呂蒙です。今日は今後の大河ドラマについてとか。

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麒麟ロス

相変わらず『麒麟がくる』ロスの喪失感に悩まされております。

今後日曜日の夜はどうすればいいんだ!となっています。

主に染谷将太さんの織田信長に会えないのがつらいです。本当に見ごたえのある信長でした。声の出し方とか惚れ惚れしていました。あと、私が染谷さんの演技を初めて見たというのも実は大きいかもしれません。明智光秀長谷川博己さんは『小さな巨人』その他で見たことがあったので、私には「光秀」より先に「長谷川さん」だったんですが、染谷さんに関しては「染谷さん」より先に「信長」でした。今井宗久とかも、まず「陣内孝則さん、宇喜多直家以来やな」って感じでして、この辺は私の加齢による感受性低下の影響が大きいかもしれません。

それから書き忘れていましたが、信長と対立してからの足利義昭滝藤賢一さんがすごくいい味を出していました。顔を歪ませた苦々しそうな演技が本当に上手でしたね。

今後の大河ドラマ

 青天を衝け(2021年)

渋沢栄一を描いた次回作『青天を衝け』を見る気は今のところあまり起きません。

最近坂本龍馬西郷隆盛もやったし、会津もやったし(綾野剛さんの松平容保よかったですね)、長州藩の志士たちもまとめてやっちまいました(違)し、篤姫徳川慶喜新選組もやったので、幕末はネタ切れなんでしょうか。しかしなぜに渋沢栄一。一万円札もそうだけど、だいぶ地味です。

渋沢の有名な著作『論語と算盤』は冒頭だけ読みましたが、商売人としてかなり都合の良い論語の読み方に見えて、ちょっと肌に合いませんでした。結構根性論の人でもあり、今の時代に合うのかどうかですね。でも作るなら現代風のアレンジは要らないので、ありのままに描いてほしいですね。それかビジネスドラマなら半沢直樹とかハゲタカとかリアリティーある感じでお願いしたい。

なんか主人公が誠実実直かつ家族を大事にしていたらいっぱい会社ができました、みたいなのは勘弁してほしいところ。少なくとも吉沢亮さんはイケメンすぎて全然違うような。五代友厚がまたディーンフジオカさんだったら見ます。『あさが来た』以来の再登板に期待です。

 どうする家康(2023年)

次の戦国大河は2023年の『どうする家康』。もちろん徳川家康はいいんですけど、タイトルがなんか不安なのと、松本潤さん主演……。家康というと『真田丸内野聖陽さんが圧倒的だったし、『麒麟がくる風間俊介さんも好演していたので、ちょっと心配です。家康のイメージは全然ないです。

それにしても『おんな城主直虎』を含めると、最近徳川家康多くないですか。軽く食傷気味ですが、2年挟んだらまた食べたくなるんでしょうかね。それでももう築山殿(・信康)やら豊臣秀吉やら石田三成やらでどうするこうするは軽くでいいので、個人的には石川数正とか結城秀康とか松平忠輝に期待したいですね。家康に雑に扱われ、嫌われ続ける息子結城秀康松平忠輝とかね。そういう生々しいのが既に嵐松潤主演ということで好感度的に出来なそうなのが、可能性を狭めてて嫌だなと思うのですが、予測をいい意味で裏切ってほしいですね。家康には奥さんもたくさんいて子だくさんで、みんないい妻子だと、まるでつまらないし非現実的なわけです。ヒロインはどうするんでしょうね。それから直江兼続とか真田昌幸・信繁とかはいくら食べても飽きませんので存分にお願いします。忠輝をちゃんと描くなら伊達政宗も必須ですが、家康シンパの最上義光とかもしっかり描いてあげてください。

 鎌倉殿の13人(2022年)

それよりも時代的には面白いのか懸念がありますが、当面は2022年の三谷幸喜作『鎌倉殿の13人』に期待するしかありません。こちらは『真田丸』から再登板早いですね。天才三谷幸喜先生ですから、コメディ路線が強すぎなければまず間違いなく面白いでしょう。北条義時役の小栗旬さんが主演。源頼朝大泉洋さんですごく意外。頼朝が真田信之みたいにぞんざいに扱われるのは想像できません北条義時の前半生は源平合戦治承・寿永の乱)と源義経。それから源氏3代の将軍。ラスボスは後鳥羽上皇でしょうか。法然とか栄西も絡んできそうですね。

麒麟ロスの喪失感の原因

それにしても、『麒麟がくる』はスピンオフの話もあるとか(主演の長谷川博己さんが言及、脚本の池端俊策先生は否定)。喪失感に苛まれているので、是非お願いしたいが、信長のいない今後の話(そうなると光秀=天海になってしまう)ではなくて、信長を含めて描き損ねた過去話がいいですね。

これほどの喪失感の原因は、たぶん最後のクライマックスが駆け足だったからでしょう。11か月(中断含む)かけてずっと土台を作り続けて、最後の2か月で一気に終わってしまいました。土台をしっかり見た分、せっかくできたこの人間関係を基にして、もっと時間を掛けて、メインを厚く描いてほしかったという気持ちが喪失感につながっています。

いくらなんでも、最終回のひとつ前の回で1579年から一気に1582年になるとか。明智光秀にとって大変苦しい戦いとなった丹波攻めはほとんどナレーションだけでしたし、四国の関係は一言だけでした。光秀絶体絶命のピンチを寡兵の信長が救った天王寺の戦い(『麒麟』では逆に軽装で前に出て負傷した信長を光秀が救ったように描かれた)とか、光秀と信長の友情物語にしても史実を基にしてもっと描けるものはあったはず。やっぱり桶狭間までとか、駒の丸薬とか、前置きが長すぎましたね。1560年の桶狭間の戦いが第21話で、全44話なのでほぼ半分。1573年の足利義昭追放が第36話(12月13日)。最後の9年は8話(2か月弱)しかありませんでした。コロナの中断がなかったらあと6話あったところで、それだと後半の手厚さが全然違ったでしょう。重ね重ね残念です。