刮目呂蒙のブログ

都内在住の30代男です。時事問題や生活改善情報から、自分の周りのことまで。たまに持病(潰瘍性大腸炎)のことも。

今月の学びのまとめメモとか③

こんにちは呂蒙です。

この1か月で学んだことのまとめメモ、第3弾です。

 

粉飾決算の手法は資産を増やすか負債を減らす→事業性分析で馬脚を露す

 簿記の原則は要するに貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)に共通の「借方=貸方」の恒等式

 そこで利益を水増しするために無理にPLの収益(貸方)を増やそうとしたり、費用(借方)を減らそうとしたりすると、恒等式を成り立たせるために不自然にBSの資産(借方)を増やすか、負債(貸方)を減らすしかない。

 例えば、PLの売上(収益)を水増しするためには、BSの売掛金(資産)を増やすとか、棚卸資産=在庫(資産)を増やすとかになる。売掛金は目に見えない債権なので、書類の偽造で比較的容易に作り出せてしまうため、原始的な手法といえる。在庫の膨らましとしては、回転売買などがある。同じ商品を複数の事業者間で回転させて、どんどん差益を発生させる。そのため、一周すると、同じ商品の資産価値が帳簿上だけ増えて、見た目上は売上も資産も増加する(もちろん実態はない)。ところが、毎期のBS・PLはつながっているため、粉飾はどこかで資産を不自然に吐き出さない限り、蓄積されていく。積み上げられた売掛金は、もちろん実態がないので回収不能になり、多額の貸倒損失(費用)が発生する。回転されて評価が上がった在庫は、定価で売られると大幅な損失(費用)を生じる。そこで大赤字を出さないためにさらに隠そうとされる。そこで、事業性分析として在庫の回転率とか、売掛金の回転期間などを見れば、粉飾を始めたときからどんどん膨んでいるから、事業構造に比した不自然さがはっきり出てくる。

 投資有価証券などの実損を隠す損失飛ばしも、それを子会社などに形の上で押しつけたとしても、代わりに上記の恒等式を維持するために取得したことにする資産たるのれんや固定資産、無形固定資産(ソフトウェアなど)の実態のない過大評価が伴う。それらは結局少しずつでも償却していかざるを得ない。そこを覆い隠せるくらいの利益が出ればいいという考えでこのような手法が取られるが、うまくいくことは多くないだろう。

 スクール事業などでは、授業料は先に納付するところが多い。しかし講義をする債務を残しているため負債となるはずの前受金を、合理的根拠もなく売上として認識替えする(収益を増やして負債を減らす)ような手法もあり得る。負債を減らす手法のほうが、本来の負債の額が粉飾の上限となるためまだ罪は軽いかもしれないが、そのようなことをし出す企業は資産の膨らましも行っている疑いがありそうだ。

 

認知行動療法の有用性が認識されつつある

 私は難病の潰瘍性大腸炎患者だが、これは日本に20万人くらい。大雑把にいうと1000人に2人くらい。

 これに対し、双極性障害躁うつ病)患者は、1000人に5人くらい。パニック障害の患者は、1000人に15人くらいらしい。精神疾患の患者は特に外来で年々増加しており、精神科の医師(約1.5万人とも)を奪い合う状態で、新規の予約はなかなか難しいという。

 国では、公認心理師という国家資格を新たに作っており、認知行動療法の診療報酬評価(保険適用)も広がる動きだという。

 子育てのために覚えようとしたこともあるが、実践するのは難しい。やはり専門家がたくさんできるといいし、そのために保険適用が広がるといいと思う。

 

・排ガス規制を受けて貴金属・白金族元素の活用の動きなど

 白金族元素(プラチナ、パラジウム、ロジウムなど)には、触媒として一酸化炭素や酸化窒素などの排ガスを浄化する働きがあるらしく、触媒コンバーターとしてガソリン車やディーゼル車に用いられて価格が上昇してきたようだ。

 また、従来、いわゆる接点材料には金や銀が使われてきたが、パワー半導体の微細化に伴い、プラチナそっくりのルテニウムが使われるようになったり、燃料電池の電極触媒に化学反応促進のためプラチナが使われるようになったりしているとか。また、FSW摩擦攪拌接合)にはイリジウム合金が使われるようになっている。

 都市の廃棄家電などから有用な資源を再利用するいわゆる都市鉱山で、それら家電のプライバシー情報などに関するセキュリティを維持しながら貴金属を回収する技術の高まりで、資源活用効率の向上も図られているらしい。

 文系の私には普段なじみのない分野で、化学の発達に貢献する方々への尊敬の念を抱かされる話題だ。

 

・座ったままの運動、ジャイロキネシスとかみんなの体操とか

 潰瘍性大腸炎を持つ私は、なるべく座った姿勢のほうが便意が来にくく、歩いたり立って動いたりすると、大腸が動いて便意につながりやすくなる。これは、大腸内視鏡検査の時に、2リットル近い下剤を飲まされて大腸を綺麗にする際に、医師からの指示で、「下剤を飲んだらなるべく歩いたり腰をねじったりして便通を促しましょう」的なことを言われることからも明らかだ。

 そんな私たちにとって、有酸素運動をするのに最適だと個人的に思うのがジャイロキネシス。座ったまま身体をゆったり動かして背筋が伸び、心地よくなる。YouTubeに動画も上がっているのでご参照を。信州とうみ観光協会の動画が個人的にはオススメだ。

 みんなの体操は、NHKでやっている5分間の体操。ラジオ体操を補完するような首の運動とかがある。出演するお姉さんたちと一緒に、この5分だけと思って体を動かすと、それだけで十分スッキリしたりする。これもオススメだ。