TWSは時間効率を劇的に高める
今回は、TWS(トゥルーワイヤレスイヤホン)の紹介をする。
ここ数年でイヤホンが完全ワイヤレス化
イヤホンといえば、電化製品の「イヤホンジャック」という丸い穴に、有線のイヤホンを差し込んで、耳に付けて聞くというのが少し前までのイメージだ。
そして、無線のイヤホンもあるにはあるが、音質も悪いし電池の持ちも悪いというイメージがあった。
それらのイメージを変えたのがアップルの高品質TWS「AirPods」なのは周知のとおりだ。
近距離無線通信技術であるBluetoothの進化も背景にある。Bluetooth4.0以降は、省電力化に成功し、互換性もある。
イヤホンのイメージはここ数年で大幅に様変わりした。
TWSの用途
TWSは、対象となる電化製品とBluetoothで接続すれば、耳に数センチ・数グラムの大きさの無線イヤホンを取り付けるだけで、その電化製品の発する音声を聞くことができるのが基本的な機能だ。
従来のイヤホンと同じように、音楽を聴いたり、映像を見ながらサウンドを聴いたりすることができる。
それに加えて、マイクの機能があるものもある。また、イヤホンの一部分を触れたり、又は物理ボタンを指定された方法で押すことで、本体電化製品の再生・停止の操作や、電話に出る・留保するなどの操作や、Googleアシスタント・Siriの起動などの操作もできる。
そのため、例えば自転車に乗った状態で片耳に付ければ、マップとGoogleアシスタントを起動して耳から道案内をさせながら、自転車をこいで進むことができたりする。
使いようによっては、かなり便利なガジェットだということができる。
私は、今のところ、自転車で新しいところへ遠出するような用事がない(コロナの影響もあるが)ので、そのような使い方はしていないが、いずれ試してみたいところだ。
私の主なTWSの使い方は、洗濯物を干したり料理をしたり、食器洗いをしたり、筋トレをしたりする間に、ラジオニュースアプリを起動して聞いたり、YouTubeのアベマプライムやひろゆきのチャンネルなどの登録チャンネルのうち耳だけで足りるものを聞き流したりする、というものである。
これだけでも猛烈に便利だ。
私の使用TWS紹介
最近は、アップルAirPodsは相変わらず強いが、安い中国製のTWSも様々に売られるようになった。
その中には、モバイルバッテリーのほか、ロボット掃除機など幅広い分野でブランド力を高めてきたAnkerの「Soundcore」シリーズもあるし、まさにTWSなどの音響機器に強いSOUNDPEATSも、一定のブランドイメージを作り上げている。
私は、スマホRedmiNote9s用のTWSとしてSOUNDPEATS Sonicを使っている。また、PC用のTWSとして明誠株式会社のSLUBというもの(正式な商品名が不明)を使っている。
いずれも5000円以下で買える。
特に、SLUBは、2000円以下で買えた。これほど安いものはきちんと使えるのかが問題なので、そこを含めて簡単に紹介する。
SOUNDPEATS Sonic
これは定評あるSOUNDPEATSのものだけあって、日常的使用に全く問題がない。
詳しくは上記のアマゾンの商品ページを見ていただければ、そのとおりだと言っていい。
USB-typeCで簡単に充電できる。15時間連続再生を試したことはないが、不便を感じない程度に相当長持ちだし、音質もBluetooth5.2、aptX Adaptiveコーデック対応なので全然途切れない綺麗さだ(細かい音質の良し悪しは分からないが)。ちなみにBluetooth5.2は上記のとおり4.0以上と互換性があるので、スマホが5.0対応であっても問題なく接続できる。
周囲との会話を確保するために片耳で聞くことが多いが、左右いずれのみでも自由に使える。ただし、付けている側はノイズキャンセリングされるので、もう片方の耳でしか周囲の音は聞こえにくいので注意だ。これはイヤホンのキャンセリング機能の高さを示すものでもある。
物理ボタンで再生停止等の操作ができるのも、タッチ式と違い、押し間違いがなくてやりやすい。
少し気になると言えば気になるのは、私の耳との相性だと思うが、少しだけ外れやすいことだ。洗顔程度ではあまり落ちないが、軽い運動としてジャンプを続けたりスクワットを続けたりしていると落ちそうになる。
とはいえ、この品質で5000円以下というのは破格だと感じている。
明誠株式会社 SLUB
いかにも謎の多い中国製TWSで、1890円という破格だ。
PCでYouTube動画を再生しつつ、スマホを使いたいという場面もあったので、PC用のTWSも欲しかった。この値段なら、ダメでもあきらめがつくと思って購入した。
結果、基本的には満足している。いったん接続して使い始めれば、充電に戻すまでは問題なく使い続けられる。片耳3gしかないという圧倒的な軽さと、全然外れない密着性の高さはSOUNDPEATS Sonic以上だ。こちらの用途で音楽を聴いたりすることはなく、基本的にYouTube動画の再生用で、人の声はかなり聴きやすいと思うので問題は感じない。
こちらも物理ボタンなので、タッチ式と違い、再生停止等の操作のミスもほとんどない。
ただし、PCが古い中古であるせいなのか分からないが、充電した後再度使おうとすると時々接続が切れていることがある。こうなるとPCの「設定」画面から接続しなおす必要があるが、これほど安いのであればこの程度の作業は仕方ないと割り切れる。
まとめ
このように、TWSは、他のことをしながら耳も働かせることができ、あなたのQOLを劇的に高める可能性がある。
アップルのAirPodsを購入できれば一番良いが、中国製の定評のあるメーカーのものを購入しても相当の性能が期待できると思うし、低価格帯にも意外な掘り出し物があったりする。
もちろん私が個々の買い物の質を保証するものではないが、気になる人は是非試してみて欲しい。